ここでは、私流の賃貸住宅の選び方について紹介したいと思います。 結婚後賃貸住宅を探したときにいろいろ調べた内容のほか、実体験の 話も盛り込んでいます。よろしければ読んでみてください。 以下のタイトルから各項目にジャンプできます。 (1)エリア、予算、物件の広さを決めよう (2)家賃の相場を知ろう (3)希望を整理しよう (4)不動産屋に行ってみよう (5)実際に物件を見てみよう (6)条件を練り直そう (7)物件を決めよう (8)契約しよう |
(1)エリア、予算、物件の広さを決めよう |
どのエリアでいくらくらいの家賃の物件を探すのか。まずはこれを
決めないと始まりません。
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(2)家賃の相場を知ろう |
エリアなどがある程度決まったら、下調べとしてその地域の家賃がどれくらい
なのかをチェックしてみます。(この作業は(1)と並行しても可。) インターネットの不動産情報や不動産情報誌などをぱらぱらと眺めていると、 大体いくらくらいで借りられるのかが分かってきます。おおよそで良いので、 価格帯を把握しておきましょう。 不動産物件に掘り出し物はありません。 家賃10万円以上の物件しかないところで家賃7万円の物件を探しても時間の無駄、 おとり広告(※1)につかまるのがオチです。 あまりに家賃相場が希望額とかけ離れている場合、もう一度エリアと予算を見直 しましょう。 普通は、エリアをもっと田舎にする、もっと不便な駅を選ぶなどの対応を行います。 うちの場合、新築とかにこだわらなければ何とか見つかりそうだったので、 OKとしました。
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(3)希望を整理しよう |
物件に対して希望する条件をまとめます。 条件にはある程度優先順位を付け、絶対譲れない条件と、譲っても いい条件を分けておきます。 まあ、実際物件を見てみて新たな条件に気が付く場合もあるので、適当に。 全部書き出さなくても、見落としたくない項目のみメモしておけば よいでしょう。 うちの場合、実際物件を探している頃は、ちゃんとしたリストを作らず 頭の中で考えていました。 私の独断と偏見でまとめると以下のような感じになります。(妻はちょっと 違うかも。) 優先順位は適宜変えて下さい。ただ、家賃は絶対予算を超えないようにした 方がいいです。
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(4)不動産屋に行ってみよう |
希望条件が固まってきたら、実際に不動産屋さんに行ってみます。 不動産屋さんには大まかに二つのタイプがあります。一長一短ありますので、 好きなほうを利用すると良いでしょう。
不動産屋に行ったら、希望内容を伝えて(大抵アンケートみたいなのを書かされ ます)、それに合う物件の間取り図を出してもらいます。 このとき、全ての希望にあてはまる物件が沢山あれば問題ないのですが、 そんな事はまずありえません。 ある程度希望に合いそうな所をいくつか出してもらう事になります。 このとき、一度にたくさんの資料を見せてくれる所のほうが助かります。 そういう所を探しましょう。 |
(5)実際に物件を見てみよう |
間取り図を見て気に入った物件について、不動産屋さんでお願いして実際の部屋を
見せてもらいます。たまに前の住人がまだ住んでいる場合など、内部を見られない
場合もあります。見ずに決めるのは怖いので、見られない物件は候補から外したほう
が無難でしょう。 見学件数は、一日3件程度になると思います。それ以上見ると疲れます。 気付いた事があれば、どんな些細な事でもメモして帰ります。コピーしてもらった間 取り図なんかに書いていくといいです。後になると絶対忘れますのでその場で書きまし ょう。 これはと思った物件については最寄駅から徒歩で行ってみて、環境や距離をチェック するのも有効です。 ★物件を見る時にチェックしたい項目例
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(6)条件を練り直そう |
希望の物件が見つからない場合、再度条件を練り直します。 普通、なかなか希望通りの予算で気に入った物件は見つかりません。 ここでは妥協も大事です。絶対に我慢できない項目と、我慢しても良い 項目を良く考えましょう。 うちの場合、駅までの距離を妥協して、徒歩15分程度まで範囲を広げ ました。 また、条件がよければ木造の物件でも検討対象にしました。 で、とにかく家賃が条件に合っている物件を次々出してもらい、その中から 良さそうなのを選ぶことに。 その中で、駅から徒歩19分となっているが、隣の駅にはもっと近い(12〜13分) というのも見つけました。その隣の駅というのは最近開業した駅だったので、 マンションが建築された頃は無く、資料に記載されていなかったようです。 そこそこ気に入った物件が見つかれば、また実際に物件を見せてもらいます。 |
(7)物件を決めよう |
(5)と(6)を繰り返して、物件を決定します。 うちの場合、合計7件下見して決定しました。下見した物件の概要は以下の 通り。実際にはもっと色々細かくメモしてきてます。
借りたい物件が決まったら、とりあえず物件を仮押さえておいてもらい、 出直します。 仮押さえはそんなに長期間はできません。(その期間家賃を払わない のに占有してるんですから、当たり前ですね。) 家に帰って頭を冷やして、もう一度良く考えてみて、選んだ物件で 問題なさそうなら契約に進みます。 |
(8)契約しよう |
物件が決まれば、残すは契約の事務手続きのみ。ですが、もうちょっと
やる事が残ってます。価格交渉です。(おい) まず、礼金は値切れます。特に2か月分となっている場合、よっぽどの人気物件で なければ1か月分には値切れます。 家賃も場合によっては数千円程度なら値切れます。ただし、これは隣近所との バランスもありますので、大幅な値切りは困難です。 仲介手数料も値切れる可能性ありですが、実際のところは不明です。 敷金は値切ってもあまり意味がないです。どうせ退去時に修繕費用との差額が 返ってくるからです。 さらに、意外とバカにできないのが、家賃の支払い開始日。 普通、契約から家賃支払い開始日まではそんなに日にちを空けることが できません。実際に住んでいなくても、日割りで家賃を取られます。 しかし、家賃10万円とかになってくると、1週間分でも2万円以上。 2年間住むとすると、1週間家賃を無駄払いするのは家賃が千円上がった のとほぼ同じ。気をつけましょう。 あとは、契約時の書類をよく読んで、明らかに自分に不利な内容が記載 されていないかどうか確認しておきましょう。(普通無いと思いますが。) また、退居、契約更新、家賃変更に関する部分はしっかり把握して おいた方が良いです。 一応、不動産屋さんには契約書類の内容をお客さんに説明する義務が ありますので、説明してくれるはずです。 価格交渉が完了し、契約書の内容に納得したら契約です。サイン、捺印 して支払いを済ませましょう。まとまったお金ってあんまり持ち歩かない ので、ちょっとどきどきしました。 退屈な文章をここまで読んで頂いてありがとうございました。以上で おしまいです。 |