婚約指輪の選び方

(1)いつ買うか
婚約指輪はプロポーズ前に買っても、婚約成立後に一緒に買いに 行ってもどっちでも良いです。結納を行う場合はそれまでに準備すれば OKです。(指輪も結納品のうちの一つであるため。)もちろん、買わない 人もいます。
それから、自分で婚約指輪を選びたい女性と、突然プレゼントされた ほうが喜ぶ女性がいますので、日常の会話からどっち派なのか掴んで おきましょう(!?)。
うちの場合、プレゼントはサプライズ派だったので、先に購入して プロポーズ時に渡すことにしました。

(2)何を買うか
一番多いのはやはりダイヤモンドリングのようです。女性側の 希望が特にない場合はこれが一番無難でしょう。
それ以外では、誕生石が入ったリング(うちの両親がこれ)等に なるでしょう。あとは、その他の指輪、アクセサリー類等となって きます。
うちの場合、ダイヤモンドが好きそうだったので、一般的なダイヤ モンドリングを購入することにしました。

(3)予算はどれくらいにするか
思わず高いものを買ってしまわないように、実際に店に見に行く前に予算を 決めておきましょう。
CMなんかで「給料の3か月分」なんて言われてたようですが、それにこだわる 必要は全く無いようです。平均予算をいろいろ見ていますと、だいたい40〜50万 前後の数字が良く出てきます。ざっと給料の2か月分といったところでしょうか? あとは自分のライフスタイルや貯蓄額などとも相談して、慎重に決めましょう。
重要なのは背伸びしない事だと思います。他にもたくさんお金をかける所は ありますので。
うちの場合は……一応内緒にしておきます。ごく普通の金額です。

(4)どこで買うか
基本的に、ちゃんとした鑑定書を付けて売っているところならどこでも 良いです。(鑑定書については次の(5)で。)
東京の御徒町などにあるダイヤモンド専門店や、ダイヤモンドオークション なら、安い値段で購入する事ができますが、信用できるお店を探す必要はあります。 ブルガリ、カルティエ、ティファニー等の海外有名ブランド店だと、 同じ大きさ・品質のダイヤモンドでも値段は高くなりますが、それなりに ネームバリューはあります。
4℃、ミキモト等の宝飾店は、両者の中間といったところでしょうか。この辺りは よく解りません。
私の場合、妻がティファニー好きという事もあり、銀座のティファニー 本店で買うことにしました。ここなら品質の悪いものを掴まされる事も、 店が無くなってアフターサービスを受けられなくなる事もまず無い でしょう(安直)。

(5)ダイヤモンドリングについて
ダイヤモンドには、他の宝石と違って鑑定書が付いています。 (付いてないのを買わないように。)
その中には、「4C」と言われる項目での評価が書かれています。 「4C」とは、カラット、クラリティ、カラー、カットの頭文字です。 以下に、この「4C」について私が把握した内容を書いておきます。
ちなみに、鑑定基準は米国宝石学会(GIA)などが制定しているそうです。
中央宝石研究所、全日本宝石学協会など、宝石鑑別団体協議会(AGL)に加盟 している機関で発行された鑑定書が付いていれば安心です。
カラット
重さのことです。1カラットは約0.2gで、単純に数字が大きいほど 大きい石になります。
婚約指輪では0.3カラット以上のものが良く選ばれるようです。
クラリティ
傷、内包物の有無、量を表します。SI2以上なら、肉眼ではほとんど 違いが分かりません。
婚約指輪ではVS2以上といったところでしょうか。
FL無欠陥、全く内包物なし
IF内部無欠陥、表面のわずかな傷のみ
VVS1ごくごくわずかな内包物、 10倍ルーペで発見非常に困難
VVS2
VS1ごくわずかな内包物、 10倍ルーペで発見困難
VS2
SI1わずかな内包物、 10倍ルーペで容易に発見、肉眼では発見困難
SI2
I1肉眼でも内包物発見可能
I2
I3
カラー
その名の通り、色です。無色透明のものが最高級とされ、Dランクとなり ます。黄色っぽくなるにつれ評価が下がり、順にE、F……と続いてZランクまで あります。多少階級が違っても、ほとんど見分けはつかないようです。
婚約指輪ではF以上なら完璧、それより多少下でも良いようです。
D無色
E
F
Gほぼ無色
H
I
J
Kわずかに黄色い
L
M
N.
Z
Zより色の濃いものは、ファンシーイエロー、ファンシーカラーなどと呼ばれます。
カット
宝石は原石をカット・研磨して製品にしますが、その仕上がり具合を 表す等級がこれです。GIAの基準にはないようです。
ラウンドブリリアントカット(典型的なカット方法。上から見ると円形、横から 見ると五角形に見えるアレです)のダイヤモンドについてのみ評価されます。 ちなみに、ティファニーの場合カットの欄には全てVeryGoodと記されており、 差がありません。
他に、トリプルエクセレントとかハート&キューピットとか色々ありますが、どう 違うのやら良く分かりません。店ではいかにも他所のとは違うというように説明 されると思いますが。
婚約指輪では一応、VeryGood以上がお薦めのようです。
Excellent
VeryGood
Good
Fair
Poor
こういった項目を参考にしてダイヤモンドを選んでいきます。
あとはリング自体のデザイン(これは好み次第)や材質(プラチナがほとんど) を見て、決めていきます。
お店でも色々説明してくれますので、別に全て覚えていく必要は ありませんが、ある程度予備知識は付けていったほうが安心です。


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