図書室

新フォーチュン・クエストII-11巻感想

ついに来ました最終巻、新フォーチュン・クエストII-10巻~ここはまだ旅の途中<下>~。 長く続いたこの作品も、ついに終わりを迎えるんですね。

最後の感想、行ってみたいと思います。

物語の展開について

いやー、最後にこれまでに仲良くなってきた人たち、助けた人たちなんかが集まって 共闘する展開、ベタだと思われるかもですけどすごい好きです。 なんか少年漫画的で。

この作品、特に歴史が長いし、主人公はひよっ子パーティーだけど冒険の中で得た人脈だけは 豊富なので、こういう展開との親和性が高いと思います。

あと、上巻で助けたバクマンが助けてくれたのも、フォーチュンクエストらしくて いい展開でした。

結末について

正直なところ、私たちの冒険はまだまだ続くで終わると思ってました。 これまでの節目とあまり変わらない、いつも通りの終わり方で締めるのかと。 きっと最後の行は「彼らの目的はまだない」なんだろうなと。

でもちがいましたね。 きっちりパステルが冒険者やめて祖母と暮らし始めるところまで書き切られるとは……。 寂しいけれど、嬉しい誤算です。

パステルが冒険者として駆け抜けたおよそ3年間を全部見届けることができたんだな、 と思うと大変感慨深いです。

お笑い要素について

こういう展開と結末だとしんみりしそうなところですが、いつも通り笑える部分も 多かったです。FQらしくていいですね。例えば…

等々。最後まで楽しませて頂きました。

最後に

ずいぶん長いこと追いかけてきましたが、素晴らしい作品でした。

いろんなきっかけをくれたこの作品にも、それを生み出してくれた深沢美潮先生、 迎夏生先生にも、そして絡んでくれたファンの皆さまにも感謝したいです。

ありがとうございました!