図書室

新フォーチュン・クエスト20巻感想

毎度おなじみフォーチュンクエスト新刊の感想。 今回は新フォーチュンクエスト20巻、フレンツ・メーロス二世の受難です。

今回は上下巻ではなく一巻完結でしたので、テンポよく(いやむしろ順調 すぎる感じで?)進んで読みやすかったと思います。

さて、前半はキャラクターごとに、後半はその他のキーワードについて 書いていきます。

アクス君

今回は何と言っても彼。裏表紙にいきなり登場しているかと思えば、 本編でも序盤から早速登場。押しかけてきたパステルたちにお茶を出して くれたり、危険だからと警告してくれたり、結構いいやつですね。

アデリーヌの事が好きそうなんですけど、金髪碧眼のお嬢様が好みとか、 なかなか話の分かる奴です。

居酒屋に行ったりするっていうのはちょっと意外な一面かな。

あとは木の表札にすごくへたくそな字で「あくす」って書いてあるとか、 可愛いにも程がある。このキャラ、結構作者さんに愛されてると思います。

クレイ

不幸をしょい込む素質があるらしいクレイさん。まあ今回はパステルに 不幸っぷりを熱く語られた以外はあまり悪い目にはあってなかったようで、 良かったです。

メーロス一家に食事の作り方を教えたのは、主に彼なんだろうな。 クッキーも一緒に焼いてたみたいだし。ほんとお母さんのようだわ。

あと、珍しかったのがトラップに対して「おまえバカか!?」って怒ってた シーン。完全に聖人君子でなく、たまにこんな事言うのも彼らしくて良い です。

パステル

クレイの運の無さを熱く語るとか、ビットールと結婚しろと言われたら 泣いてお断りするとか、キットンの大騒ぎを発作呼ばわりするとか、 相変わらずちょっと酷いパステル。あんまり活躍の場は無かったような 気がしますが、まあいいか。

「パステル餅つけ」とか「かわいすぐる」とか、どこでそんな言葉 覚えたんでしょうね??

ルーミィ

アデリーヌのことをアデーリューリュと呼ぶらしい彼女。寝言でも おなかぺっこぺこだったり、おやつもらう事ばかり考えてたり、相変わらず 可愛いですね。

フライの魔法が使えなかったのが気になりましたけど、何か意味がある んですかね? 何もない可能性もありますが…。

キットン

結構パーティーの頭脳派としての役割が板についてきた感じですね。 なんか将来のスグリとの生活のことも考えてるみたいですし、いつから こんなマトモな人になったんだ!?

それとキノコ変化が並の人間にも効くらしいんですが…これって最強なの では? 今後人間との戦いなら負ける気がしないです。

ノルさん

今回、鳥からの情報収集とか死霊役とか、色々活躍してましたね。さすが 我らのノルさんです。

アデリーヌ

天然ボケお嬢様。結構好きです。アクス君のライバルになりそうです、私。 ただ、一日最低3回は着替えるみたいですし、金銭感覚とか全く合わないと 思います。

ビットール

挿絵見て噴き出しました。迎先生、気合入りすぎです。 それにしても兄さんと似てないな…。父親か母親が違うのでしょうか?

P

新大陸の通過はペリカじゃなくてピセカ。食べ物の名前はペッペロン麺 とかプップボンボンとか。そもそも国の名前もピアジェみたいだし、なんか Pで始まる言葉が多いですね。

そういえばピアジェってどっかで聞いたことあるなあと思ったんですけど、 調べてみたら心理学者の名前か時計のブランド名くらい。どっちで記憶に 残ってたんだろ。

なめこ

ビットールのんふんふとか、キットンのしゃべるきのことか、なんか なめこを思い出してしょうがなかったです。

エレキテルピジョンハイパー

ノロッテヤルとか覚えさせてましたけど、あのままヒュー・オーシの ところに帰したら大変なことになりそうですね(笑)

今後の展開について

一旦ロミリアに戻るようですが、その後はどうするんでしょうか。 既に新大陸に行ってるので新シリーズ=新大陸って訳でも無さそう ですし、一旦パーティ解散とか一旦冒険休止とかも無さそうですし。

今のところ新シリーズになって何が変わるのか全く予想がつかない ですね。まあ春までのお楽しみにしておきますか。

さいごに

今回はこんなところで。ここまで読んで下さってありがとうございました!