私は現在千葉県北西部に住んでいますが、年に数回大阪の実家に車で帰省
しています。 せっかくなので遠方への車での帰省に関するノウハウなど、まとめてみたい と思います。 (1)私の帰省概要、ルート紹介 (2)計画を立てよう (3)準備をしよう (4)出発しよう (5)子連れ帰省のポイント (6)渋滞対策 (7)眠気対策 (8)高速道路豆知識 (9)名阪国道について (10)トラブルの記録 ※こちらの記事は私の個人的な知識、経験を基に記載されています。ご利用は 自己責任で。 |
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(1)私の帰省概要、ルート |
最初に、私自身の帰省の概要と、帰省ルートについてです。★区間千葉県北西部〜大阪府南部★距離560〜600kmルートにより多少差があります。 ★所要時間休憩時間と多少の渋滞を考慮して10時間で予定を立てています。渋滞が無ければ、朝食と昼食を摂っても9時間〜9時間半程度です。 距離の長いルートを選択した場合や、子供が一緒の場合は、多少 長くなります。 ★帰省ルート東京〜大阪間の高速道路のルートについてです。意外と沢山あります。ルート5以外は全て実際に走ったことがあります。
★一般道利用について全区間を一般道で走破した事はありませんが、時々、一部区間で一般道を 使用する事があります。今までに利用したことのある区間をいくつか挙げます。
★首都高のルートについて千葉から大阪に向かう場合、まず首都高で東京を越えなければなり ません。その際のルートについてまとめてみました。(帰りの場合は順番が逆になります。)
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(2)計画を立てよう |
★交通手段まず最初にすべき事は、本当に車で帰省すべきかどうか再検討する事です。飛行機、新幹線、特急列車、高速バス等、選択肢はたくさんありますので。 以下にマイカー帰省の利点と欠点を挙げてみました。ご参考までに。
最初は往復100km、次に200km、300km、500km……といった感じで。私は1日 700kmくらいが限界ですが、もっと長い距離を走る人もたくさんいるようです。 また、ドライバーが一人だと長距離は負担が大きいですが、うちのように 夫婦で運転できると負担が軽くなります。 ★ルート長距離の帰省の場合、基本は最短ルートを通る高速道路で移動する事です。出来るだけ高速道路を利用した方が楽ですが、費用の都合でそうも行かない 場合は、道路事情を考慮に入れてどの区間で一般道を利用するか決めていき ましょう。 混雑する区間や険しい山越えの区間は高速道路を利用した方が得策ですが、 並行してバイパスが通っている区間など、一般道を走行しても大してタイム ロスにならない区間もあります。 千葉〜大阪のルートについては、「(1)私の帰省概要」も参照して下さい。 ★休憩場所どこで休憩するか、予め計画しておきます。
★給油ポイント予めどの辺りで給油するか決めておきます。渋滞しそうな場合は早めに給油 しましょう。高速道路利用ならサービスエリアのスタンドを利用する事になります。 早朝や夜間は営業してない場合もありますので、事前に営業時間のチェックが 必要です。 うちは無給油で800km以上走行可能なので、通常は不要。渋滞や降雪が予想される 場合は、早めに給油しておきます。 ★タイムテーブル休憩時間や食事時間を考慮に入れて、何時ごろにどこを通過するか見積もって いきます。高速道路なら1時間当たり70〜90km程度(制限速度により差が出る)、一般道なら 1時間当たり30km程度進めます。 首都圏の一般道は1時間当たり20kmまたはそれ以下で見ておいた方が良いでしょう。 あとは地図で各区間の距離を調べれば、時刻の見積もりが出来ます。 道のりはこんな記号で書かれてます。この場合5.6km。 ![]() また、高速道路の場合、地図の後ろに載ってる料金表などにもインターチェンジ 間の距離が書かれていますので、そちらも参考になります。 ここでおよその時刻の見積もりは立てますが、ポイントは以下の2点です。
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(3)準備をしよう |
★持ち物以下のようなものを準備します。一例ですので参考までに。基本
雪が降らないのは沖縄自動車道だけ。長距離移動時は冬用装備が必須です。 ★子供用の持ち物子供、特に乳幼児が一緒の場合の持ち物についてです。乳離れしていない場合
★車のチェック出発の前日までに、以下のチェックを済ませておきましょう。
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(4)出発しよう |
実際の走行について。基本的な事のみ書いておきます。★ペースを抑えるちょっと抑え気味のペースの方が疲労が少ないです。先が長いとついつい目一杯スピードを上げて疲れが出るぎりぎりまで 長時間運転したくなりがちですが、一旦疲れきってしまうと回復させる のに時間がかかります。 意識的にちょっと遅めに走り、疲れる前に休憩するくらいの感じでいき ましょう。 先を急がないことは安全運転にもつながります。 ★道路情報をこまめにチェック事故や落下物の情報、気象情報など、重要な情報がたくさん手に入ります。道路上で渋滞や何らかのトラブルがあっても、事前にその情報を知っていれば 安全に回避する事が出来ます。 道路情報はこまめにチェックしましょう。 「道路情報ラジオここから」の看板があれば、ラジオを1620kHzにセットする事で 情報を聞けます。最近の車には大抵ボタン一つでラジオを1620kHzにセットする 方法があるようなので、知らない方は説明書をチェックする事をお勧めします。 例えばうちの前の車だと「TUNER」ボタンを数秒間押し続ける事で、今乗ってる 車だと電波みたいなマークの付いたボタンを押すことで、CD再生中でも 道路情報に切替ができます。 ★スピードオーバーしない現在のところ、高速道路では制限速度40km/hオーバーで、一般道では 30km/hオーバーで捕まると一発で免許停止になります。 速度超過は避けましょう。ちなみに固定式のoービスは一発免停の速度超過でないと反応しない のが普通ですが、パトcarがやって来てネズミ捕りしてた場合など、 10km/h程度の速度違反でも捕まった人がいるようです。 特に怖い(?)のが覆面○トカーと白○イ。 覆面パ○カーには以下のような特徴があるそうなので、周囲の車に 目を光らせておきましょう。
それより、周囲の車の流れを良く見て、急に周りの車が減速したり走行 車線に戻ったりしだしたら、何かあると思って注意した方が良いです。 ★90km/hのトラックに注意90km/hのリミッターが装着されるようになったため、大型車は みんな90km/h程度で走ってます。で、問題なのが車ごとに微妙に 速度が異なること。その結果、例えば89km/hの車を91km/hの車が じわじわ追い越して行くといったような現象が良く見られます。それにより追い越し車線が長時間90km/h程度の車で塞がれるため、 後ろから100km/hで走ってきた乗用車が数珠繋ぎになってイライラ しているという状態になります。 周囲は激しい車線変更と短い車間距離で殺伐としていますので、 十分注意しましょう。 ★追い越し走行車線(左車線)で加速してから追い越し車線(右車線)に移ります。 そのためには、追い越し前に前の車に近付きすぎない事が重要です。 早めに追越するかどうか判断して、車線変更するようにしましょう。追い越しが終わったら速やかに左車線に戻りましょう。高速道路では、 ずっと追い越し車線を走り続けていると、通行区分帯違反で捕まります。 目的のインター、SA、PA、ジャンクションまでの距離が2kmを切ったら、 新たな追い越しは始めないようにします。 残り距離が1kmになる頃には、一番左の車線に戻っておきましょう。 ついでに、車線変更する時の注意事項について。 これから移ろうとする車線をミラーで見て、すぐ後ろの車が完全にバック ミラーに映っていたらまず安全圏。最後に目視で死角に車がいないか確認 してから車線変更しましょう。 バックミラーには映らず、ドアミラーにだけ映っている状態のときはかなり 近いです。緊急時以外はそのままの車線をキープしましょう。 また、車間距離が十分でも後ろの車が極端に早い場合は、やりすごして から車線変更したほうが安全です。 ★ライトオンについて暗くなった時にヘッドライトをつけるタイミングが遅い人が多いよう です。薄暗い時にライトをつけずに走っていると、周囲の車から見落とされる 危険性が高まります。 目安として、地面に車の影が映らなくなったら(=太陽が見えなくなったら) ライトオンしましょう(せめてスモールライトでも)。 昼間でも曇りや雨の時はつけた方が良いです。 ★後ろからあおられた場合多分うんこが漏れそうなんだと思います。左車線に避けて進路を譲ってあげてください。 以下のようなことをする人もいるようですが、絶対に真似しないこと。命の保障は 出来ません。また、犯罪行為になるものも多数含まれています。
★サイン一般道を含め、道路上で交わされる車同士のコミュニケーションについて。 必ずしもこの通りにしなければならない訳ではありませんが、知っていると 相手の気持ちが分かって便利です。以下、サインを出す側の立場で記述しています。
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(5)子連れ帰省のポイント |
子連れの帰省で特にポイントとなると思われる点を以下にまとめました。
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(6)渋滞対策 |
長距離ドライブの天敵、渋滞。ここでは渋滞対策についてまとめました。★渋滞に巻き込まれないために渋滞に巻き込まれるかどうか。これは計画の時点で既に勝負が付いています。 巻き込まれないように計画する事が大切です。以下に対策について書きます。
★渋滞に巻き込まれたら道路情報をこまめにチェックしましょう。これは渋滞に巻き込まれる 前から言える事ですが、事前に渋滞の位置や原因が分かっていれば、渋滞 最後尾の車に追突する危険性を避けたり、事故渋滞等を迂回して進んだり 出来る可能性が高まります。複数車線ある道路の場合、渋滞が始まったら左端の車線にいるほうが 早く進めることが多いです。 それほど大きな差があるわけではありませんが、流れが悪くなると少し でも早く進もうと追い越し車線に出る人が増えますので、左端の車線 の方が車が少なくなるようです。 渋滞情報が表示されていたら、距離だけでなく通過時間も確認しましょう。 最近は、渋滞の距離だけでなく、渋滞を抜けるのにかかる時間も電光掲示板 に表示されるようになっています。 これをもとに、渋滞中の平均時速を計算する事ができます。 例えば、同じ渋滞10kmでも、所要時間20分なら平均30km/h、所要時間40分 なら平均15km/hです。 平均時速10km/h程度の場合、かなり流れが悪いので、迂回を検討したほうが 良いかもしれません。車線減少ポイントでの渋滞、事故渋滞等の場合は これくらいになる場合があります。 また事故渋滞の場合、時間と共にどんどん距離が伸びているようなら完全に 道が塞がっている可能性もありますので、迂回を検討しましょう。 平均時速20〜30km/hくらいなら、下手に一般道に下りたりするよりそのまま 走ったほうが速いです。自然渋滞の場合はだいたいこれくらいです。 こんなときは、あきらめてひまつぶしでもしましょう。 ★渋滞時のひまつぶしについていくつか思いつくところを挙げてみます。
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(7)眠気対策 |
長距離運転をする上で避けて通れないのが眠気の問題。眠気を
感じたらどうすれば良いかについてです。 答えは、寝てください。いや、まじで。 眠気を感じたら最寄のPAまたはSAで車を止めて仮眠を取り ましょう。20〜30分程度でも仮眠すると全然違いますので、 ぜひ。 ガム、飴などの眠気覚ましは、最寄のPA、SAに到着する までの緊急手段です。 なお、仮眠を済ませて再出発する時は、一度車外に出て 体を動かし、完全に身体を目覚めさせた方が良いそうです。 |
(8)高速道路豆知識 |
高速道路に関する、どうでもいい豆知識です。興味のある方のみどうぞ。
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(9)名阪国道について |
私が帰省でよく利用する名阪国道についてです。ちょっと変わった
道路なので紹介してみました。
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(10)トラブルの記録 |
これまでの帰省で経験したトラブル等の記録です。★タイヤパンク名阪国道走行中、何かを踏みつけたのか後輪がパンク。幸いコントロール可能な状況だったため、とりあえず車を 路側帯に寄せ、三角板を置いてガードレールの外側に避難。 路側帯での作業は危険なため、電話でJAFを呼びました。 JAFが到着すると、とりあえずパンクしたタイヤをスペア タイヤに交換。 最寄り(といっても結構離れてた)のタイヤ店を紹介して もらい、そこまで移動して一個だけタイヤを購入して交換 してもらいました。 ★タイヤ異常伊勢湾岸道走行中、妙に規則的な振動を感じました。SAに 停まった時にタイヤを良く見てみると、タイヤの接地面の 一部が奇妙に盛り上がっているのを発見。SAのガソリンスタンドにはタイヤが売られていなかったので、 どこに行けばタイヤを売っているか聞いてみると、高速道路 を降りてすぐのところにあるガソリンスタンドにあるとの事。 とりあえずSAの駐車場で傷んだタイヤをスペアタイヤに交換 し、高速を降りてガソリンスタンドでタイヤを購入、交換 してもらいました。 ★大渋滞千葉〜大阪間の移動で17時間かかった事が過去に2回あります。
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最後に。 ここまで読んで下さりありがとうございました。少しでも役立てて頂ければ 幸いです。 |
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