スキー場情報サイトやゲレンデ案内の本などを見ると、様々な情報が
書かれています。ここでは、それらの情報からどのような事が読み取れる
のか、私流のスキー場ガイドの見方について書きたいと思います。 ゲレンデ選びの参考に(?)どうぞ。 なお、各項目で例として挙げているスキー場は、私が今までに行ったことが ある場所に限定しています。ご注意下さい。 |
コースマップ |
まず目に付くのはこれですが、スキー場ごとに縮尺が違っているので
注意が必要です。また、イラストになっている場合は実際と多少違う
ところがあったりします。大体の雰囲気、コース構成をつかむのに
利用します。 <レイアウトの例>
|
総滑走距離 |
全てのコースの滑走距離の合計値。 この数値は、発表していないスキー場も多いです。 また、スキー場によってコースの基準がまちまちなため、単純に スキー場の広さに比例していない場合もあります。目安程度に見た 良いでしょう。 一般的に、長いほうがコースバリエーションが豊かで、滑っていて 飽きません。 私の感覚では、5kmだと狭い。10kmだとコンパクト。15kmだと余裕あり。 20km以上だと広いです。 ちなみに私は、いろんなコースを滑りたいので、広い所を好む傾向が あります。
|
最長滑走距離 |
連続して滑れる最も長いコースの全長。必ずしもリフト/ゴンドラ
一本で滑れるコースとは限りません。 最長滑走距離1km台程度だと、コースが細切れになっているように 感じられます。 逆に、3kmを超えるとノンストップで滑るのはかなりつらいです。 長くても途中に上級者しか滑れないコースを含んでいる場合もあります。 逆に、超初心者向けの緩斜面を含んでいたりする場合もあります。 その辺りはコース図と併せてチェックが必要です。 ちなみに私は、途中で息切れするほどのロングコースが好きです。
|
リフトの本数 |
基本的には、多いほど大規模なスキー場。ただし、ゲレンデの広さとの
バランスが大事です。 あまり多いとコース上が混雑しますし、少ないとリフト待ちが長く なります。 リフトについては、単純に本数だけでなく、内容も確認したい ところ。 例えば、滑りたいコースのスタート地点とゴール地点を結ぶリフトが 架かっていれば、リフト一本で効率よく滑る事ができます。 高速リフトは、乗り降りの場所では速度が遅くなるため、初級者でも 乗りやすくて安心です。 フード付きリフトやゴンドラは、風を防げるので暖かく快適です。 雪の時は特に差が出ます。ただし、ゴンドラは強風の時運休しや すいです。 ロープウェーは運行間隔が長い場合が多く、待ち時間も長くなりがち なので要注意です。 高速リフトの速度は約4m/s、通常のリフトの速度は約2m/sです。これと リフトの長さでおよその乗車時間が分かります。 ちなみにゴンドラの速度は4〜6m/sくらい、ロープウェーだと6〜10m/s くらいです。
|
営業期間 |
スキー場が営業している期間。一部のコースのみ滑走可能な期間も含ま
れます。 最近は暖冬続きなので、オープン予定日についてはあてにならない事が 多いです。 特に12月までや3月以降に行く場合、なるべく営業期間が長いところを 選んだほうが良いです。 ※時々人工雪を使って無理やり長期間営業している所もあるので、 注意が必要。 私は、大体オープン後一ヶ月とクローズ前一ヶ月の期間を避けてます。 オープンしたてのスキー場やクローズ直前のスキー場は、雪が少な かったり雪質が悪かったりする事が多いためです。 あと、シーズンが長いスキー場は1〜2月のトップシーズンに意外と 空いていたりするようです。
|
積雪量グラフ |
ふつう、昨年度までの月別平均積雪です。 スキー場によってどこで計測しているかが異なるため、単純に比較は できません。ゲレンデの最上部と最下部では、積雪量が2メートル以上 違う事もあるからです。 積雪量については、多いに越した事はありませんが、積雪が多いと いうことは天気の悪い(雪の降る)日が多いということです。 また、ゲレンデまでの道路も雪道になっている可能性が高くなり ます。 逆に積雪量が少ないところは、天気が良い確率は高くなりますが、 ゲレンデがアイスバーンになっていたりする確率も高くなります。
|
標高 |
ゲレンデの中で一番低い場所と一番高い場所それぞれの標高です。 同じ地域なら高いほうが気温も低く、雪質が良くなります。また、雪も多く 雨に降られる心配もほとんどありません。 ただ、標高が高いという事はそこまでのアクセスで坂道を登らないといけない という事になります。自家用車でいく場合は注意が必要です。
|
標高差 |
ゲレンデの中で一番低い場所と一番高い場所の標高差です。 小さいと、快適なロング滑走は望めません。 狭いスキー場なのに標高差が大きい場合は、全体的に斜面が急である ことが予想されます。 逆に、広いのに標高差が小さい場合、ゲレンデが横に広がっていたり 複数の山にまたがっている可能性が大です。こういう所はゲレンデ間の 移動が不便になる傾向があります。
|
気温 |
本に書かれている場合は、月ごとの平均気温などになります。ネット上では
当日の気温や、今後1週間程度の予想気温なども分かります。 気温は雪質に影響します。特に最高気温が低いほうがベターです。 昼間0度以上になると、雪が溶けてしまいます。一度溶けた雪の結晶は 二度と元に戻りません。ですからその後いくら冷え込んでもアイスバーンに なるだけです。 もっとも、あまりに気温が低くても寒くてつらいですが。 |
天気 |
ネット上ではスキー場ごとの天気予報なども調査できます。週間予報はあまり
当たりませんが、参考にはなるでしょう。
|
晴天率 |
直前にゲレンデ行きを決定した場合を除き、当日の天候は運任せ。でも晴天率の
高いところを選んでおけば晴れの日に当たる確率が高くなります。 ただ、晴天率が高いということは、雪が少ないということです。 人工降雪機に頼っている場合も多いので、雪質にこだわる人は要注意。
|
ICからの距離 |
最寄のインターチェンジからの距離です。 特に自家用車でいく場合は重要です。(オール下道で行く人にはあまり関係 ありませんが。) 運転の難易度や所要時間に大きな影響を与えます。もちろん、近いほうが 楽で早く着きます。 ただ、一般的にICに近いゲレンデは混んでいるようです。
|
その他施設 |
子供連れなら託児所やスノーパーク、子供向けスキー教室の有無を
チェックしましょう。これらはスキー場によっては無い場合も多い
です。 スキー教室は、何歳から預かってくれるかが場所により違います。 3歳から教えてくれるところもあるようです。 託児所も、預かってくれる年齢や時間、料金がスキー場によって ばらばらです。必要な人はよく確認しましょう。また、託児所は 予約が必要な所がほとんどです。連絡先もチェックしておきま しょう。
食堂については、ないという事はないので、こだわる人のみチェック。 ゲレンデベースから遠い食堂は意外と穴場になって空いていたりします。 特に初級者が近づけない所は空いてるでしょう。 最悪混雑する食堂しかない場合、昼食時間をずらして下さい(おい)。 レンタルスキーも、ないという事はまずありません。レンタルが必要な人で板に こだわりたい人のみ、内容をチェックすれば良いでしょう。最新のモデルが 借りられるところもあったりします。 ただし、子供用のレンタルや極端に大きい/小さいサイズのレンタルは、数が 少なかったりなかったりしますので、事前に問い合わせておいた方が良さそう です。 夜に出発して日帰りスキーをするなら、仮眠室がある所がベターです。無い所が 多いので、利用しようと思っている人は要チェックです。
|
![]() |
![]() |